大島紬紀行

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大島紬FAQ

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全工程がすべて手作業で、図案から製織まで、早いもので6ヶ月~1年近くかかるため、価格の大部分は長期間にわたる作業代といえます。
したがって複雑な大島紬ほど製作日数がかかり、値段も上がることになります。

また、大島紬は大変な苦労があるため、年々その仕事に携わる若い人が減ってきているという深刻な問題を抱えています。
確かに値段は一見高いように見えますが、その苦労を実際にご覧になった方々は決して高くはないと感じられています。大島紬は丈夫ですので親子三代着られます。洋服と比べても安い買い物といえます。

泥染めは色落ちしませんか?

泥染めは、呉服として非常に優れた点が多いのですが、一点だけ弱い部分があります。それは摩擦堅牢度が化学染料と比べて少し弱いことです。
ですから、湯通しが軽く、真白の帯をつけて湿気の多い時に着ると稀に帯を汚すことがあります。
したがって、このことを良く知った上で帯も選んでいただきたいと思います。泥染めは洗えば洗うほど本来の美しさが増し、色も決して落ちることはありません。

泥染めは色落ちしませんか?

基本的には製作に一年近くかかるものが普通で、伝統的な作業の繰り返しで洋装のような変化もなく、伝統をふまえた上の変化ですから、流行遅れというようなことはありません。それよりは、着る人が大島紬の味を好まれ、少し違ったものを求めたくなるのが普通です。
従って、大島紬には、今年の流行といったようなものは少なく、いろいろな大島紬が製作されています。
しかし、女性の場合、自分独自というより人の着ているものを見て、「あんなのもいいなぁ」というような流れがありますから、単色が多く出たり、多色が多く出るということがありますが、大島紬は個性を大切にして多くても一柄16反で打ち止め、誂え柄は特にこれを守っています。伝統を守った大島紬には流行遅れはありません。

泥染めは色落ちしませんか?

現在、大島紬には組合があり、証紙も「地球印の奄美」「旗印の鹿児島」などがあり、どれが本物でどれが偽物というようなことはありません。
ただし、泥染めは奄美にしかないので奄美のものだけが本物と思っている方もあるようですが、奄美で泥染めをして鹿児島で織ったものは、旗印になっています。

フォーマルの場へは着て行けないのですか?

純粋な意味でのフォーマルというのは、結婚式とか葬式です。そのような場所へ着ていくことはできませんが、お通夜には着て行く人もいます。最近では、お茶会や、入学式・卒業式に着て行く人も増えています。
大島紬は軽くて、シワになりにくく着やすいので、旅行、ショッピング、観劇、お稽古ごとなどに最適ですが、白大島をはじめ格調高いものも多くありますから、あらゆる所へ着て行けるため、着用の機会が一番多い呉服といえます。

フォーマルの場へは着て行けないのですか?

簡単にいってしまえば、地風、色つやが違います。泥染めは古代から受け継がれた純植物染料染めですから、退色も10年で1退色、100年で1退色といい、色が変わっても悪く変わることがありません。
また、泥染めによる樹脂の作用で、地風がしなやかになり、絹の嫌なつやが押さえられ、黒色が独特の真の黒色になります。しわになりにくく、良く肌になじみ、軽くて着やすい...。一度手を通すと、もう離せないといわれるのが泥染めの特徴です。
一方、化学染料染めの白大島や色大島は、泥染めでは表現できない複雑な文様や極彩色を創り出せます。

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